海外、特に英語が母国語ではない学生にとって、英語圏の国への留学出願は不安を伴うものです。しかし、イギリスの首都ロンドンは、今もなお世界で最も多文化な都市の一つであり、留学生が新たなコミュニティを見つけ、故郷から遠く離れた地でも「我が家」のような安心感を得られる場所となっています。 ここでは、イギリスの大学出願ポータルであるUCAS(大学・カレッジ入学事務局)を通じた出願準備の方法と、各大学の概要について解説します。
5つの選択:量より質
アメリカなど、学生が多数の大学に出願できる国とは異なり、イギリスでは、標準的なUCAS(大学・カレッジ入学事務局)出願を通じて、志望者が選択できる大学またはコースは5つまでに制限されています。
志望校の選択肢は5つに限られているため、最も有名な大学ばかりを記入したくなるかもしれません。しかし、単に知名度だけで選ぶのではなく、もっと広い視野で検討すべきです。「オックスブリッジ」や「ラッセル・グループ」にとどまらず、イギリス全土にある多様な大学にも目を向け、希望する専攻、入学要件、立地、教育スタイル、就職の機会といった要素も考慮しましょう。ただし、一つ重要な例外があります。通常、同じUCASの出願期間において、オックスフォード大学とケンブリッジ大学のいずれか一方にのみ出願でき、両方に同時に出願することはできません。
以下に、人気のある大学がそれぞれどのような点で知られているか、その概要をご紹介します:
オックスフォード:人文科学、PPE(哲学・政治学・経済学)、法学、自然科学
ケンブリッジ:数学、自然科学、工学
LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス ):経済学、金融学、政治学、社会科学
インペリアル・カレッジ・ロンドン:工学、医学、自然科学
UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン):建築、社会科学、芸術
エディンバラ:医学、人文科学、情報科学
カーディフ:メディア、国際関係、建築
ウォーリック:経済学、数学、経営学
セント・アンドリュース:人文科学、国際関係学、自然科学
ダラム:法学、人文科学、社会科学
バース :心理学、経営学、工学
2027年度出願における変更点:志望理由書
まず最初に、UCASの志望理由書の形式が変更されました。2026年以降の出願では、長文のエッセイを1つ書くのではなく、3つの質問に回答する必要があり、文字数は合計で4,000文字以内とされています。以下に、3つの質問と、回答のコツをご紹介します:
1. なぜこのコースや分野を学びたいのですか?
何がきっかけで興味を持ったのかについて話してください。ただし、それだけで終わらせないでください。具体的に何が自分の関心を引いたのか、そしてそれ以来、どのようにその興味を深めてきたのかを説明してください。
「興味 → 発展 → 方向性」という流れで考えてみましょう。
2. これまでの資格や学業経験は、このコースや分野の準備にどのように役立っていますか?
学業を通じて、その分野への関心がどのように形成され、関連するスキルをどのように養われたかに焦点を当ててください。例えば、情報の分析能力や学術資料を扱う力を高める、調査プロジェクトや論文・エッセイに取り組んだことはありますか?
関連する授業や研究を志望学位と結びつけることは、特に有益です。例えば:
「経済学の授業を通じて、データを分析し、対立する政策論点を評価する能力を養いました。また、……に関する自主研究プロジェクトを通して、学術資料を扱う能力を高めることができました。」
3. 教育以外で、どのような準備をしてきましたか。また、それらの経験はなぜ役に立つのでしょうか?
この問いへのアプローチには、いくつかの方法があります。入学審査担当者は、自分が教室の外で何を学び、何を探究し、あるいは身につけたか、できれば自分が選んだ分野に関連するものを知りたいと考えています。しかし、何よりも重要なのは、期待されている以上のことを、どのように自発的に取り組んできたかということです。
自分が選んだ分野の専門家の著作を読んだことはありますか?その専門家の考えを取り入れ、それを自分の生活の中でどのようにさらに探求していったのかを述べてください。「出典(Source)→ アイデア(Idea)→ 反応(Reaction)→ さらなる探求(Further Exploration)」という流れに沿って進めてください:
ティム・マーシャルの著書『恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図(原題:Prisoners of Geography)』を読み、地理がいかに外交政策にどのような影響を与えるかを知りました。同書で論じられているロシアの脆弱な国境問題について、それが現代ロシアの外交政策にどのような影響を与えているのか疑問を抱き、その後、ある大学研究者が執筆中のロシアの移民パターンに関する論文の執筆を手伝う中で、このテーマについてさらに深く掘り下げました
課外活動やクラブ活動、ボランティア活動について触れることもできますが、単にそれらを羅列するだけにならないよう注意してください。高校上級生(シックス・フォーム生)の中には、あまりにも多くの課外活動を詰め込みすぎてしまい、その過程で自分らしさを失ってしまうという失敗をする人が多くいます。大学進学カウンセラーなら誰でも、時には「少ない方が良い」と言うでしょう。一つの活動に絞り、a) 貴重な経験を積める、b) 自信を築ける、c) 自分の限界に挑戦する、ということの方が、ただ羅列するよりも価値がある場合があります。それは困難を乗り越え、粘り強さを維持できる力を示すことになります。
大学出願のために、他に準備すべきもの
提出する前に、以下を確認してください:
✓ 5つのコースを選択していること
✓ 入学要件と留学生向け学費を確認していること
✓ すべての資格と成績を正しく入力していること
✓ 必要書類を準備していること
✓ 推薦状を依頼していること:これは、あなたをよく知っている教師、地域の関係者、または人柄や学業成績についてコメントできるカウンセラーにお願いできます。
✓ 英語力の要件を確認し、出願にIELTSなどの試験の受験が必要かどうかを確認すること
✓ 面接前の入学試験(例:心理学専攻のTARA、医学部のUCATなど)の受験が必要かどうかを確認すること
✓ パーソナルステートメント(志望理由書)を作成すること
✓ 締切日を確認すること
最後に
大学への出願は気が重く感じられるかもしれませんが、いざ提出ボタンを押した瞬間、ほっと一安心するものです。イギリスの大学への出願、頑張ってください!
その過程でサポートが必要な場合は、遠慮なく国サバまでご連絡ください。当社の講師陣が、大学出願や英語力の向上から、各教科の個別指導に至るまで、あらゆる面でサポートいたします。これにより、生徒たちが自信を持って次のステップに備えられるようお手伝いします。